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良かれと思って飲んでいるその「水」、実は腎臓の負担になっていませんか?

「腎臓のために、水をたくさん飲まなくちゃ」

今日、薬局に来られたある患者さんが、少し不安そうな表情でそうおっしゃいました。

健康診断で数値が気になり始めると、まず思いつくのが「水分補給」ですよね。

でも実は、「水は多ければ多いほどいい」わけではないことをご存知でしょうか?

研究データをもとに、あなたの大切な腎臓を守るための「ちょうどいい」お水との付き合い方をお話しします。


「たくさん飲めば進行が止まる」とは限らない?

タラータラータラータラー🆚タラー

実は、ある大きな研究(CKD WIT試験)で、腎臓の働きが少し落ちてきたステージ3の方々を対象に、「意識的に水を多く飲むグループ」と「普段通りのグループ」を1年間比較したデータがあります

その結果、**「水をたくさん飲んだからといって、腎臓の働きの低下を抑える効果は見られなかった」**という結論が出ましたびっくり

むしろ、過剰な水分は腎臓に余計な負荷をかけてしまう可能性も示唆されていますガーン

鍵を握るのは「今のステージ」と「適切な量」

ただし、まだ腎臓の働きが十分に保たれている初期段階(ステージ1〜2)の方にとっては、適切な水分摂取がプラスに働くという報告もあります。

大切なのは、今のあなたの体の状態に合わせた「ベストな量」を知ることです。

2022年の分析(CKD-REIN研究)では、腎臓へのリスクが最も低かったのは、**1日の水分摂取量が「1.0〜1.5リットル」**の間だったと報告されています。

逆に、以下のケースでは、かえって腎不全のリスクが高まってしまうという驚きの結果が出ています。

  • 少なすぎる(0.5リットル未満):リスク 約1.9倍

  • 多すぎる(2.0リットル以上):リスク 約1.5倍

お水は少なすぎても、多すぎても、腎臓にとっては負担になってしまう「U字型」の関係があるのです。


(私の食事時を除く水分摂取はこれくらい)

まずは、今日飲んだ水の量を、測ってみることから始めてみませんか?