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漢方相談薬局の薬剤師が教える「風邪薬選び、実はここが分かれ道」

皆様、こんにちは。 数日間ブログの更新が止まっておりましたが、実は昨日開催した**「オンライン漢方研修会」**の講師を務めるため、その準備に全精力を注いでおりました!

長崎、熊本、鹿児島の薬剤師や専門家を対象とした研修だったため、かなり緊張しての講演となりました。その一端を皆様にもシェアしたいと思います。


なぜ「いつもの葛根湯」が効かないことがあるのか?

漢方には、病気の進行度合いをステージで分ける**「三陽病(さんようびょう)」**という考え方があります。

  • 太陽病(たいようびょう): ぞくぞくする寒気がある「初期」

  • 少陽病(しょうようびょう): 吐き気や口の苦み、口の渇き、熱が出たり引いたりする「中期」

  • 陽明病(ようめいびょう): 高熱が出る「ピーク期」

「風邪には葛根湯」とよく言われますが、実はこれは「太陽病(初期)」に当てはまるもの。実は、一般的に風邪の症状として認識されやすい**「咳」や「鼻水」が出始めた時期は、すでに次のステージである「少陽病期」に入っていることが多い**のです。

ステージがズレたお薬を飲んでしまうと、なかなか体が楽にならない……ということが起こり得ます。


私たちが相談時に確認すること

研修会では、患者様の今の状態がどのステージにあるかを見極めの「問いかけ」についいても解説しました。

私が店頭で皆様に以下のようなことをお伺いするのは、実は大切な理由があるのです。

  • 食欲の有無

  • 顔色の良し悪し

  • 自汗(じかん)の有無

    などなど…

これらは「今のあなたに最も適した漢方薬」を絞り込むための、欠かせないヒントとなります。


漢方は「オーダーメイド」の選択が近道です

「なんとなくこれかな?」と市販の漢方を選んでしまう前に、まずは専門家にご相談ください。

当店のお客様の多くは**「自分の状態に合ったものを選びたい」**と、事前のカウンセリングを大切にされています。適切なタイミングで適切な漢方を選ぶことは、結果として体を守り、回復を早める一番の近道になります。

「これって風邪の引き始めかな?」 「長引いているけど、まだ漢方は飲めるのかな?」

そんな些細な疑問でも構いません。あなたの体調に寄り添ったアドバイスをさせていただきます。


最後に

体調を崩しやすい時期です、どうぞお気軽に薬局のドアを叩いて、あるいはメッセージを送ってくださいね。


ご相談は、気軽に。匿名でも大丈夫です

「ちょっと聞いてみたいだけなんだけど…」
そんなときでも大丈夫。
当店では、電話・LINE・メールの相談窓口を設けています。
LINEでのご相談は1対1のトークになりますので、まわりに見られる心配もありません。
また、匿名でのご相談も可能です。


「最大よりも最良の薬局たらん」

当店が所属している相談薬局の一般社団法人のスローガンです。

ご来店いただく皆さまに『最良』の薬局サービスを提供できるよう、日々研鑽している団体です。

そんな私たちだからこそできることがあります。

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(担当:アカホシ)