鹿児島での研修会に参加してきました
昨日一昨日は、鹿児島で開催された研修会に参加してきました。
朝まで雨の予報でしたが、まるで開催を祝福するかのように天気が回復し、会場からは雄大な桜島をきれいに望むことができました。
(会場に到着した時の桜島)
今回の研修では、二つの分野から貴重なお話を伺いました。
まず、「最後まで自分らしく生きるための医療の関わり方」と題して、多くの看取りを経験された医師のお話がありました。
終末期においては、“医療が提供する安全・安心”よりも、“その人が笑って過ごせること”が何より大切であるという言葉が印象に残りました。
笑顔にあふれた患者さんたちの動画も紹介され、改めて“支える医療”のあり方について深く考えさせられました。
また、「災害時の自助・共助」をテーマとした講演では、「自助が成り立ってこその共助」という言葉が心に残りました。
自然という大きな力を前に、正解はひとつではありませんが、普段から備えを考えておくことでできることは確実に増える――
その中で薬局が地域の“共助のかなめ”として果たせる役割の大きさを実感しました。
研修を通して、“人を支える医療”と“地域を守る備え”の両方を見つめ直す二日となりました。
美しい桜島の姿とともに、その学びを胸に持ち帰りました。
(二日目早朝の桜島)