半年以上止まらなかった咳が、ある漢方薬で2日で治まった話
「風邪はとっくに治ったのに、咳だけがずっと止まらない…」
そんな症状に悩まされる方、実は少なくありません。
今回は、2024年夏の新型コロナ感染後にずっと続いていた咳が、
ある漢方薬を服用したことで、わずか2日で治まったという実際のケースをご紹介します。
咳が出るけど痰は切れない
相談に来られたのは、おそらく50代の女性でした。
「喉の奥に痰があって、咳が出るけど痰は切れない」
とのご相談でした。
漢方で見立てた「滞り」の正体
漢方では、体内の「気・血・水」の巡りを重視します。
この方の状態は、「気の巡りがうまくいかず、それが咳として表れている」と考えられました。
特に注目したのが、東洋医学の概念である**三焦(さんしょう)**という「巡りの通路」です。
体内を上下に結ぶこの三焦に滞りがあると、
肺の気の出入りもうまくいかなくなり、
呼吸器症状や情緒面の不調が出ることがあります。
そこで今回は、
気の流れを整えつつ、気分の沈みや喉の違和感を和らげる働きのある漢方薬を使うことにしました。
わずか2日で咳が治まる
2日目にご来店くださり、「痰が切れない症状は消えました。少し咳が残っています」と、うれしそうに話してくれました。
この残っている少しの咳には別の漢方薬を使用しました。
咳の原因は「のど」や「肺」だけではない
咳というと、のどの炎症や気管支の問題と思われがちですが、
漢方では「気の巡り」や「心身のバランスの乱れ」が原因になることも少なくありません。
今回のように、身体の内側にある“通り道”が滞ることで、
咳やのどの違和感、不安感として現れるケースもあります。
市販の咳止めが効かない咳、検査では異常が見つからない咳。
そんなときには、巡りを整えるアプローチが効果を発揮することがあります。
長引く咳には、「見方を変える」ことが鍵かもしれません
咳が続くと、それだけで日常生活の質が大きく損なわれます。
検査で異常がなくても、「まだ治っていない部分」が体の中に残っていることがあります。
そんなときこそ、体を全体から見つめ直す漢方の視点が役立つかもしれません。
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(担当:アカホシ)